わたくし、これから暴れます。in Russia


ロシア留学生の日常
by glbee

ことよろ。

さて、もう新年ムードは抜けて、学校、会社ともに始業する頃でしょう。
俺はというものの、プリングルスを食いながらタバコをふかし、寝て食ってクソして寝るという生活。

つまらん・・・。
実につまらん。

しかし、まぁこんなもんです。
来週にはホームステイに行くので少しは、刺激されるかも。
というわけで今年もよろしくお願いします。
unhappy new year 第2弾行くぜ!

商社マンに別れを告げ、パーティーを後にした俺と先輩。
外に出ると、パンッパンッ!
と、発砲音が聞こえる。
何事かと思ったが、空を見上げると花火が炸裂していた。
モスクワでは何かと花火が上がる。
多分安く買えるんだろう。
休日になると、あちこちから打ち上げ花火があがる。
線香花火みたいに、みみっちくやってる連中はいない。
花火は打ち上げてなんぼらしい。
しかし、通りはもはや銃撃戦の様相を呈している。
パン、パン、うるさいにもほどがある。

それに加えて、道はアイスバーン化していて、滑る滑る。
簡単につるっと行くから油断して歩けない。
こうなったらほふく前進あるのみだ。
まあ、そんなことはしないが、とにかく早くタクシーを見つけて帰るだけだ。

道で拾ったタクシーに乗り込み、寮まで向かう。
途中クラブ街に差し掛かったが、あまりの人の多さで渋滞。
やはりクラブなんか行かなくてよかったなと思う。
しかし、寮に帰っても門限はとっくに過ぎてる。
入れてもらえるのか?と一抹の不安を覚えた。
「先輩あの手使っちゃいますか?」
「まぁ仕方ないよな。俺の部屋から入ろう。」

先輩の部屋の窓は第2の玄関として活用されている。
昔先輩と夜遊びして帰ってきたときも、そこから入り、帰ってきた。
その時、コーリャが
「忍者だ!忍者!」
と言っていたのは、今思えばごく自然なことだ。
というのも、その窓は地上から4メートルの高さにあり、自力で入るには、
エントランスの屋根に登り、隣の部屋の窓のサッシをつたって、たどり着かなくてはいけない。
結構デンジャラス。初めて使ったときは、これ無理だろ・・・と思った。
しかし、それでも夜遊び好きな連中は後を絶たない。
夜中にその窓に石ころを投げては、必死で侵入してくるやつも多い。

そんなことを思い返しながら、タクシーから降り、寮にたどり着く。
一応ダメ押しで、エントランスのブザーを押してみるが、誰も出てこない。
念のためファルーグに電話する。
「ファルーグ、ごめん。今帰ってきたんだけど、先輩の部屋に来て、窓開けてくれない?」
「いいよ。待ってて。」
ということで、俺たちもそこまで向かう。
雪が積もり積もっていて、途中足を取られるも、何とか部屋の前まで来た。
「ハーイ!あけましておめでとう。」
ファルーグが現れる。
しかし、やはり高いな・・・
見上げるファルーグの顔が随分と高い位置にある。
とりあえず、いつも通り、エントランスの屋根に登ろうということで、
まず、低い塀に登るが、そこがまずアイスバーン化していてつるつる滑る。
そして屋根には高く積もった雪。
登ろうとするも、それに滑って登れない。
たしか、以前は手掛かりに出来るようなものがあったが、それも雪の中だ。
このままだと落ちかねないので諦め、別の作戦を考えた。

もっと先に行ったところに、更に低い塀がある。
そこをたどって行くと、まず一つ目の部屋のサッシに行ける。
先輩の部屋は7つ目だ。
何とかカニ歩きを駆使して行こうとする。
まず、1つ目の部屋にたどり着くまでが大変だ。
足場はわずか20センチくらいの幅しかなく、更に下は地下1階からの吹き抜け構造になっていて、
6メートルはある。
落ちたらただ事では済まされないだろう。
しかもそこも滑る滑る。
もう、死と直面する状態で、必死のカニ歩き。
ようやく1つ目の部屋までたどり着く。

その後窓のサッシづたいに行くわけだが、そこが雪雪雪。
滑りまくってしょうがない。
もはや4足歩行で慎重に向かう。
2つ目の部屋まで行ったところで、そこの部屋の住人が部屋の窓を閉めようとしていた。
こっちには気がつかなかったが、俺はビビりまくり。
女の子だったから、俺のことを見たら発狂するだろう。
しかし発狂された俺もそれに反応して落ちるわけに行かない。
ここは、バレずに行くしかない!
そう思ったその瞬間だった。
右手を伸ばした先の雪の土台がそのまま崩れ落ち、俺はバランスを崩した。
そのまま、落下。
落ちる!と思った瞬間、「死ぬ。」。そう思った。
ドサっと落ちて、まず先輩の声が聞こえる。
「えっ、マジで!?大丈夫!?」
しかし、ショックで声が出ない。
とりあえず、立ち上がる。どこも痛いところがない。
雪がクッションになってくれたのだ。
「大丈夫です。どこも怪我してません。死ぬかと思いましたよ。」
それを聞いて先輩も、そこは諦めジャンプしてくる。
そんな時ファルーグが窓から呼びかけてきた。

「これを使って登って来い。」
窓からたらされたタオル。
ロープ代わりだろう。とても長いとはいえない。
が、行くしかない。
4メートルって、かなり高い。タオルをつたって登るのがその分しんどいわけだ。
しかし、こういうときこそ、日ごろの懸垂で鍛えた俺の実力が発揮される。
がんばって登っていく。
そして、あと1メートルのところまで来た。
見上げると、ファルーグの顔が険しい。いや、かなり険しい。
ちょい大丈夫か?ファルーグ・・・と思った矢先。
ファルーグの手からするりと抜けるタオル。
そのまま落ちる俺。
ドサッ。
また落ちました。
しかも今度は背中から、まともに落ちたから結構痛い。
しかし、あのシーン、スローモーションだったな。
多分ファルーグの視点から見てたら、ダイハードの最後のシーン、
ジョンマクレーンが敵のボスをビルの最上階から落とすシーンそのままだっただろう。
そして、ポンっとまたタオルが降りてきた。
ファルーグ「もう一回来い。」
・・・冗談きついよ。泣

なので、次は先輩に譲ってみる。
「先輩の方が軽いでしょうから、先に行ってください。」
「いや、琢也が行って。」
「・・・はい。(泣)」
覚悟を決めた。
腹に力を入れ、再び登り始める。
しかし、今度は先輩がしたから押し上げてくれたから登りやすい。
必死の思いで、何とか登りきった!
その後、先輩を引き上げ、意気の上がった3人で笑い合う。
とにかく、ファルーグに感謝のハグをし、お互いの健闘をたたえあった。

その後ファルーグから聞いたが、
エントランスにいる人間は今、控え室にこもって職員の人たちと飲んでいるとのこと。
通りでエントランスには誰もいなかったわけだ。
俺の部屋に帰る途中も、ゲラゲラ笑ってる声が聞こえて、酔っ払ってることが一発で分かった。
俺はというものの、部屋に帰ってきてから吸ったタバコがうまくて涙が出そうになった。
そして、タバコを持つ手が震えていた。
家に帰るのに死線を潜り抜けるなんて経験を新年に迎えるなんて・・・
ロシアはなんと恐ろしい国だ!
と俺の指が小刻みに訴えていた。笑

それからというもの、4日たったが、今現在、絶賛引きこもり中!である。

あ、買い溜めしといた、林檎ジュースがなくなっちゃった。
どうしよ・・・買いに行かなきゃ・・・
つづく・・・(笑)


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by glbee | 2011-01-06 11:37 | 生活
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